※7月17日発行の1級キャリア技能士試験対策メルマガ2017よりの抜粋記事です。
東京・福岡の1級基礎講座でお話した面接試験の実施方法や中山アカデミーが分析した1級面接試験のポイントについてお伝えしていきます。
なかなか口頭でないと伝わらない部分がありますが、説明できる部分はお伝えできるよう頑張ります!
1級面接試験合格において、基本的態度として、指導者である自覚、姿勢・態度が非常に重要です。
それは協議会の資料にも記されています。
1級実技(面接)試験の評価区分とその内容
https://www.career-kentei.org/download/2016-grade1_jitsugi_summary.pdf
私自身が第4回受検すると決めるまで、そして受検時も指導者として事例相談者に対して毅然と振る舞えるか自信がありませんでした。
指導の進め方や根拠について、自分自身でまとめきれていなかったので、そう指導を進めるのか、自信が持てなかったのです。
しかし、ここがすでに指導者として駄目なんだなと今では思います。
試験で求められる指導者レベルには、指導に対して毅然とした態度(プロの姿勢)が求められているということです。
これは自信過剰だったり、ただ強気で語調が強いということではありません。
事例指導者が信頼できるような説得力ある論理的な説明なしの指導では、どんなに強気で、指導者っぽく話しても、それは相手が受入れないでしょう。
指導者としての毅然な態度をとりながらも、相手(事例相談者)を否定するのではなく、成長させるという意図を伝えられることが合格の秘訣の一つだと考えます。
毅然とした態度とは、
- 説明があやふやでなく根拠を持って言い切れていること
- 信頼関係の上に、相手の課題を明確に指摘できること
- 30分のロールプレイで指導のプロセスがあること
などに表われると分析しています。