1級面接試験合格に必要とされるものは?その2

※8月18日発行の1級キャリア技能士試験対策メルマガ2017よりの抜粋記事です。

8月6日に1級基礎講座を大阪で開催しました。

東京・福岡・大阪と3カ所の皆さんに参加頂きました。

その1級基礎講座でお話した面接試験の実施方法や中山アカデミーが分析した1級面接試験のポイントについて、メルマガでもお伝えするシリーズ「その2」です。

基礎講座を受講された方はメルマガを読み、再度、講座音声を聞き直すと理解が深まりますよ!

前回は「その1」として、1級面接試験合格のための基本的態度としての指導者としての自覚、姿勢・態度
について説明しました。

1級実技(面接)試験の評価区分とその内容

https://www.career-kentei.org/download/2016-grade1_jitsugi_summary.pdf

今回は、評価区分の中の「関係構築力」について説明していきます。

1級と2級の「関係構築力」の説明で大きく違うのは、相手との関係において、1級は相手を「職業専門家」つまり、プロとして扱うというところです。

単なる事例相談者というだけでなく、プロとして相談を受けている人として、その人の成長を促すような関係性を面談の中で築く必要があります。

プロとして接すると言うことは、キャリアコンサルティングの基礎知識やスキルがあることを前提というか、事例相談者に求めてもいいのです。

事例相談者がたとえば、キャリアコンサルティングのプロセスを意識せず、相談をしていたなら、その点を指摘し、プロセスを知らないといったら、それはキャリアコンサルタントとしては不可欠な知識なので指導する必要があると言えるでしょう。

少なくとも、昨年、国家資格キャリアコンサルタントが誕生した今、キャリアコンサルタントを名乗っている場合は、キャリアコンサルティングについて勉強して試験を受けた人だということは言えます。

とはいえ、事例相談者の成長を促すために間違えや知らないことを注意指摘するばかりだと、事例相談者の気持ちもへこみますよね。

事例相談者に対して、指導とはいえ、受容的・共感的であることを忘れてはいけません。