※3月27日発行の1級キャリア技能士試験対策メルマガ2017よりの抜粋記事です。
中山です。
1級キャリア技能士試験は年一回しかなく、しかも合格率がかなり低い難関試験です。
早い時期から、第7回の試験にむけて1級試験対策を準備しても早すぎることはありません。
このブログを読んで下さる皆さんと共に成長し、1級合格者が一人でも多くでることを祈っています。
1級キャリア技能士試験対策、まず始めることは
今、この記事を読んでくださっているあなたは1級技能士試験の受検経験ありますか?
それとも、次回(第7回)が初めて受検でしょうか?
1級試験は第6回まで実施されましたが、特に、実技試験の実態はあまり知られていないと私は思っています。
私は第4回が初受検でしたが、学科試験はテキストや過去問を学ぶことで対策方法が何となくわかりましたが、論述試験、更に面接試験となるとどんな試験なのか、誰に教わるといいのかが全くわかっていませんでした。
この辺りの話しはブログでも書いたのですが、
http://ameblo.jp/santeplus/entry-12259692224.html
どう勉強したらいいのかわからないのですから、それは合格できなくて当り前です。
第4回は見事、学科、実技、両方とも「サクラ散る」でした。
論述試験のみが合格点でしたが、面接試験はどうやったら合格できるのかがわからず、対策のうちようがないと第4回試験が終わった後でも思っていました。
結局、1級試験で何が求められているのかがわかれば、合格するための努力が出来ますが、そこを理解していないといくら頑張っても無駄になってしまうのです。
試験に求められているもの。
それは実はとてもシンプルです。
キャリアコンサルティング協議会がHPで公開している試験の範囲、試験実施概要、評価項目が、1級試験がもとめているものなのです。
まずはこの3つの資料をしっかり読み、1級試験が求めていることを理解することが1級合格へのスタートです。
こんなもの当り前と思う方もいるかもしれません。
しかし、あなたはこの資料をじっくり読んだことがありますか。
それこそ、この資料に穴があくほど繰り返し読むぐらい大事な資料なのです。
昨年、初開催した1級実技試験基礎講座の第1回では、この資料についてたっぷり3時間ほど講義を行いました。
そこで、受講生が「目から鱗」「そうだったのか!」という反応を示して下さいました。
いきなり、論述を書いて見たり、それこそロールプレイを何となく練習しても、無駄になってしまう可能性大なのです。
何度もくどいですが、この資料を読んで理解すること、そこから始めください。
第6回1級キャリア技能士試験を受検した方へ
第6回の実技試験を受検した方は、どんな試験だったか受けて見て初めて、こんな試験なんだとわかったはずです。
しかし、それをそのままにしては、もったいないです。
不合格だった方、合格した方も、是非取り組んでほしいことがあります。
(1)論述試験解答の再現
覚えている範囲で、論述試験を再現してください。
どんな内容をかいて、それが何点だったのかを知ることが必要です。
面接は通るけど、論述を何度も落とす方がいるのが1級試験の特徴でもあります。
私、個人的には、論述で合格点の60点が取れていないと、面接で合格点をとっても、そこに論理性が欠けると考えています。
論述と面接は一体なのです。
(2)面接試験事例ケースの再現
ご自身が当たったケースで、事例相談者が用意したケース記録を思い出して書いて見ましょう。
ケース記録を再現する際には覚えている所と、覚えていない所がたぶんあります。
覚えている所はおそらく、あなたがケース記録の中で重要視していたところであり、覚えていないところは、あなたにとって重要視されていなかったところとも言えるのです。
(3)1級面接指導ロールプレイ30分と振り返りの再現
事例相談者役との30分のやりとりを思い出せるだけ、逐語のように書き出してみてください。
きっと流れの中で、ここがポイントだったな、ここでこうしていたらということが思い出されるでしょう。
「今ならこうする」というコメントまでいれると学びは更に深まります。
この3つの再現を行うのは、もの凄くパワーも時間も必要です。
しかし、試験の振り返りこそが、次回へ向けての大きなカギとなるので、これにしっかり取り組めるかどうかが
来年3月の試験結果につながると私は考えます。