一人でできる1級面接試験対策

※2017年12月27日発行の1級キャリア技能士試験対策メルマガ2017よりの抜粋記事です。

面接試験用のケースには3種類(企業・需給・教育)あります。

どのケースがあたるかは、2級と同じくわかりません。

3種類のケース全てに対応できるように準備しておく必要があります。

具体的な準備として、事例相談者(CC)と相談者(CL)の間でどのような相談が行われたのか予想し、その上で、どんな指導をするかを検討する方法があります。

1級面接試験の場合、事例相談者(CC)が直接話す相手であり、面接がどう進んだかは、事例相談者を通じてしか、知ることはできません。

そんなことは当たり前だと、思ったかもしれませんね。

しかし、ここがみそなんです。

事例相談者が話すことが全てです。

指導の根拠となるのは事例相談者が話したことです。

たとえば、事例相談者が「相談者によりそって丁寧に話を聴いた」と答えたら、それを指導者であるあなたは、「違いますよね」とは言えません。

しかし、指導するためには、事例相談者が何が出来ていて、何が課題なのかをあなたはみつけなければいけないのです。

事例相談者に対して質問を投げかけることで、もっと具体的に詳細なCCとCLのやりとりを浮き彫りにして、
事例相談者に
「○○は話していません」
「××は相談者は何もいっていません」

といった課題になるような言葉を引き出すことが重要なのです。

また、事例相談者の癖を想定することも大切です。
ただし、想定しすぎて、本番で相手のことをすぐに決めつけて指導してはいけません。

・解決を急いでしまい、情報提供を早くしてしまいがち
・相談者によりそっているようで、伝え返しや要約がない
・ただただ聴いて終わってしまう

上記のような事例相談者の場合、あなたはどのように指導しますか?

考えてみてくださいね。

ロールプレイ練習をする前に事例を検討すること、そして30分でどう指導をするのか時間の使い方を検討しておくことが重要です。

これは一人でも十分出来る対策ですので、年末年始に是非、取り組んでくださいね。